■連続的に流れてくるワークピースの分離が簡単にできます
組み付けるワークピースを正しく分離し位置を決めることから自動組立は始まると言われます。組み付けの準備を行う分離・位置決め工程はややもすると疎かにされやすい作業内容ですが、自動組立の基本はこの要素技術を確立しなければなりません。それは正確な分離が、自動組立システムの信頼性を生みだす基本となるからです。
一般的には2つのシリンダを用いたり、リンクの活用により分離作業をおこなう例が多く見られますが、そうした方法は信頼性に乏しいだけでなく、コストもかかります。私たちは、ワンアクション・メカニカル駆動で分離の確実性と高い保持力を実現し、この問題を根本的に解決いたしました。それがここに紹介するエスケープメントです。
自動組立システムやコンポーネントの設計製作に安心してお使いいただけるMEGのESCAPMENTをご利用ください。
ESCAPEMENTの構造解説
1個のロータリアクチェータで、2本のフィンガを作動する。
シンプルなメカニカル構造が大きな保持能力を生みました。




従来のエスケープメントは、2本のシリンダやリンクによる形式が主体でしたが、ここにご紹介する《ESCAPEMENT》は、
たった1つのロータリアクチェータで2本のフィンガを作動する新しい方式です。
フィンガは、内部に組み込まれたローラとロック用カムによって駆動される摺動式ですから、
シリンダの直接使用やリンク式に較べ、強いストッパ保持能力を得ることができるのが大きな特長です。
ESCAPEMENTの動作解説
ワークピースの横荷重に強い摺動式フィンガ
絶えず横から押してくるワークを滞留するには、強いフィンガを備えた構造でなければなりません。耐久と確実を設計の基本にすえて考案したのが、この《ESCAPEMENT》です。ローラによってスライダを交互に前進・後退させ、ロック用カムによってそのスライダモーションのショックを吸収します。こうした摺動式構造ですから、ストッパ負荷能力はじつに強力です。

ワークピース側の反力に負けないロッキング機構
ロッキングカム機構ですから、ワークピース側の反力に負ける心配のない堅牢な設計です。

すぐれたフィンガの動作
2本のフィンガの出入りはそれぞれ独立したモーションで作動しますから、確実な〔分離〕をおこなえます。応答性が高く、タイミングのずれが起きる余地がないすぐれた機構です。しかも平行動作ですから、ツーリングが容易なのも見逃せない特長です。

使いやすさに工夫を凝らした設計

作動はコンパクトなロータリアクチェータを採用したため、バルブ1個で可能となっています。小型で軽量。手軽に取り付けられ、しかもシステム全体のコンパクト化とコストダウンにも大いに貢献します。
●動作確認用センサ付も用意されています。